お知らせ

平成30年 代表理事組合長 新年ごあいさつ

JA大北 代表理事組合長 山田高司
JA大北 代表理事組合長 山田高司

新年、明けまして おめでとうございます。
皆様には、輝かしい新春をお迎えのことと、お慶び申し上げます。


日頃から、当組合の事業運営につきましては、格別なるご協力と、ご高配を賜り厚くお礼申し上げます。


さて昨年は農業、農村、農協を巡る情勢が大きな局面を迎えた年でありました。


まず一つ目は、国際貿易に関するTPPおよび欧州とのEPAであります。
TPPは最大の貿易国である米国抜きの11カ国で、昨年11月に新協定「環太平洋連携協定(TPP)11」が大筋合意され、日欧EPAに関しては12月に最終合意されましたが、今後の新たな2国間交渉など、いずれの協定も我々農業者の懸念は払拭されておらず、更に、農家が将来に希望が持てる政策・対策を強く訴えかけていく必要があります。


二つ目は、農政改革です。
政府の規制改革推進会議による、「農林水産業・地域の活力創造プラン」の改訂論議において、重点課題の中には、卸売市場法の見直しのほか、60年ぶりに抜本改正された農協法には、2019年5月までの農協改革集中推進期間における改革のフォローアップなどが含まれており、今後の動向を注視していかなければなりません。


このような中で、JA大北では「農業所得の増大」と「地域の活性化」を目標に自己改革を進めるとともに、平成28年度から始まった長期構想25-30の後期中期計画を、現在着実に実践しております。


また本年は6年間にわたるこの長期構想の最終年度として、実践進捗を検証し、新たな年号と共に始まる次期長期構想の策定を行う重要な年であります。


「農業所得の増大」では、主要農産物である米は、中信地区の作況指数101の中、当管内は、天候不順の影響を大変心配しましたが農家の努力により、バラツキはあるものの総じて平年並みとなりました。


しかし、米を取り巻く環境は厳しく、特に本年から、米の生産調整に国の関与が薄くなることにより、米の需給と価格の安定に向け、県、市町村、JAなどでつくる地域農業再生協議会は、需給に見合った米の適正生産の為の「目安値」を示し、「米どころ大北」の産地維持向上に取り組んでまいります。


こうした中、県下有数な米どころのJAとして、米の有利な販売は下より、米の付加価値を高める取り組みの一環として米粉に注目し、昨年は管内産米を使ったグルテンフリーの「米粉うどん」など3種の米粉麺を開発・商品化し、高い関心を集め、今後に期待を繋ぎました。


また、当JAでは創立以来「農業と観光」を地域の主要産業として位置づけ振興し、今では北アルプス山麓には、年間700万人余の観光利用者が訪れます。
当JAでは、この訪れた皆さんに当地域の自慢の農畜産物を提供し、地域のファンになって頂くため、昨年11月には初の宿泊事業者向けに農畜産物・農産加工品の見本市を開催いたしました。
まだまだ課題は多い訳ではありますが、生産者の顔や生産物の物語が見える地産地消の取り組みを継続してまいります。


今後さらに振興を高めなければならない園芸作物では、安定的な価格で農家所得を支える業務用キャベツ、たまねぎ、加工トマトの契約栽培のほか、重点品目では白ネギ、アスパラ、ミニトマトに力を入れ、多様な担い手には直売所の設置により、また、特産品の山菜、キノコではここにしかない希少・貴重な特産物を里山で作ることによるなど適地適作の農家所得向上に努めます。


果実では、栽培環境に恵まれたリンゴ、醸造用ワインに力を入れ新規栽培者を応援し、花きは、リンドウ、ヒマワリ、アスターを振興します。


今後、この地の利を生かした地産地消、正に北アルプス山麓ブランドの農産物の提供により地元農業の振興に努めます。


この他、組合員農家とのパイプ役として設置した農家対策支援室では無料職業紹介事業を開始し、また、農産物直売所「ええっこの里」では、当JA創立50周年を記念して姉妹提携した静岡県JAしみずの特産品を紹介しながら、地元農家の自慢の農産物の販売を行い、将来のアグリパークを目指して着実に歩きはじめました。
今後も大勢の農家皆さんより出荷をお待ちしております。


皆様の関心が高い、肥料・農薬をはじめとした農業生産資材では、更に有利な調達が出来るよう、JAは下より全農はじめJAグループあげて、農業所得の増大を第一義に経営努力しております。


そして、くらしを支える信用・共済・経済事業では、農業振興と共に、地域・組合員の安全・安心なくらしづくりと地域の活性化のため、組合員が主役のJAづくりを目指して取り組んでいます。


緑豊かな郷土と地域農業を守り、「一人ひとりの笑顔が生まれ、安心して暮らせる心豊かな地域社会づくり」に貢献すする為、「ここにJAがなければならい」JAづくりに役職員一丸となって邁進します。


結びに、迎えた本年が、皆様にとって、更に地域にとっても明るく輝かしい一年でありますことをご祈念申し上げ、年頭のご挨拶とします。